文化

2005年05月22日

熊本城は城である

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脚本決定まで、あと9日。ついにヒトケタに突入。point of no return。ひたすら前を向いて進みます。

一昨日から大挙して熊本をご訪問いただいている東京からのゲストを、昨日は夜の熊本城にお連れしました。ボクのお気に入りは、二の丸。この「国家的財産」に、いつでも、誰でも入れること自体が奇跡的にすばらしい。きっと、この瞬間にもジョギングや散歩をしている方が多くおられることでしょう。すなわち、ここは、今を生きるボクらの生活の一部。

ある方の言葉を借りれば、その意味において「熊本城は城跡ではなく、いまだに城である」。

ボクらのまちのど真ん中にそんな場所があることをうれしく思います。「勇壮である」とか、「歴史を感じさせる」ことよりも。

文化は「今」の中にある。
文化は「生活」の中にある。


ゲストの皆さんは、本日午後の「アウトライン化の集い・FINAL」に出席されてからご出発。盛り上がること必至です。どうかお気軽にご来場くださいませ。

日時: 5月22日(日)午後1時から5時まで(途中退出自由)
会場: 白川わくわくランド(子飼橋の商店街側 熊本市東子飼町8-55 096-346-5454)

黒川裕一


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2005年05月20日

快投乱麻

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脚本決定まで、あと11日。 「文化論議」の勢い、とどまるところを知らず。篠田さん、だいてんさん、コメントありがとうございます。これからも変わらずよろしくお願いいたします。

おふたりのコメントに対しては今後返させていただくこととし、もう少しだけ「野球ネタ」で引っ張らせてください。というのも、思いがけず、昨日すばらしいものを見たのです。

某体育館のトレーニング室でいつものように汗を流していたところ、室内に据えつけられているテレビモニターに野球中継が映っていました。「巨人対ソフトバンク」。巨人のピッチャーは工藤公康。10年以上ほとんどテレビを見ていないボクでも、彼ほどのベテランならば顔と名前が一致します。ただし、ボクの記憶の中の彼は西武のユニフォームを着ていましたが・・・。

画面に出て来た字幕によれば、彼は24年目。42歳。いまだに現役。スゴイ。

更にスゴイのは、この日の彼の投球ぶり。ひょうひょうと投げているにもかかわらず、140キロ台の直球が糸を引くように走り、外角低目いっぱいにおもしろいように決まるのです。ボクがトレーニング室を出るまでに奪った三振はなんと13。スゴすぎる。

多くのスポーツにおいて、「アスリートのピークは20台。長くもっても30台」というのは、いわば「常識」。この日の快投によってこれを見事に打ち破って見せた工藤投手は、野球という文化に新しいフロンティアを切り開いたのではないでしょうか。

ボクらの映画革命も、かくありたいですね。

黒川裕一


これまでの話し合いの成果を踏まえ、日曜日はいよいよ「アウトライン化の集い・FINAL」です。投票前のクライマックス。ぜひご参加下さい!(スケジュールはこちら

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2005年05月19日

イチローを支えているのは

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脚本決定まで、あと12日。 気がつけば既に2週間を切っていました。月日が風のごとく走り去っていく今日この頃です。

昨日堅祐さんに再コメントをお願いしたところすぐさま反応を返していただきましたので、こちらも直ちに。なぎささん、かずきさん、あゆみさんにもコメントをいただきました。「文化」という遠大なテーマにもかかわらず話が盛り上がり始めたことをとてもうれしく思っています。本当にありがとうございます。これからも変わらずよろしくお願いいたします。

堅祐さん曰く、「イチロー以外にも世界で活躍する日本人野球選手がほかにもいるということは、野球が日本で広く伝わり、馴染み、伝承されていること(伝承されれば進化や発展につながる)。それなくして世界レベルの選手は日本から現れないと思うし、まず、イチローが野球選手になろうと思わなかっただろう」。

そうなのです。イチロー選手のような個人の華々しい活躍を足元で支えているのは、普段は意識すらしないほどに浸透している「文化」なのです。

映画も、他のあらゆる人間的な営みも同じことではないでしょうか? だからこそ、みんなで力をあわせて映画をつくりたい。着々と輪を広げ、つくる過程や作品の質を上げ、10年後、20年後に映画界のイチローが次々に出てくるような熊本、そして日本にしたい。

映画ではなく、文化をつくる。
ボクらには、それができる。

話はまだまだ尽きません。更なるコメントをお待ちしています!


黒川裕一


昨日の「アウトライン化の集い」も大成功。着々と前に進んでいます。これまでの成果を踏まえ、日曜日はいよいよ「アウトライン化の集い・FINAL」です。投票前のクライマックス。ぜひご参加下さい!(スケジュールはこちら

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2005年05月18日

イチローを自慢したところで

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脚本決定まで、あと13日。 今日は先日の堅祐さんのコメントにおこたえします。

堅祐さん曰く、「外人と話をしていて、日本のことを自慢しようと思ったら、頭に浮かぶのは『文化』ではなく『人』だ。イチローを例にとれば、イチローが年間安打数を塗り替えたのは、イチローだったからであり、イチローを自慢したところで日本の自慢にはならない。賞賛されるのはイチローだ」。

確かに。でも、話はここで終わらないと思うのです。

日本のプロスポーツで最も世界に近いもの。それは野球。実際、イチローほどではないまでも、野茂や松井も立派に活躍していますよね。それがなぜかと考えてみれば、「文化」の少なくとも一面が見えてきそうな気がします。

堅祐さん、再コメントをお待ちしています!

黒川裕一


今週は、本日水曜、日曜とアウトライン化の集いが続きます。とりわけ日曜は投票前のクライマックス。ぜひご参加下さい!(スケジュールはこちら

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2005年05月16日

おねーちゃんとサラ金

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脚本決定まで、あと15日。先日発した「問い」について書きます。すなわち、

「文化をつくる」とは、何をどうすることか?

その前に、「文化とは何か」についてはっきりさせる必要がありそうですね。

20代の大半を外国で暮らしてじわじわと分かってきた気がすることがあります。それは、例えば、以下のようなことを透かして見えてきました。
(1)熊本の繁華街の薄暗い裏通りを、深夜、ミニスカートにかかとの高い靴のおねーちゃんが、酔っ払って平気で歩いている。
(2)某サラ金の社長の功績を一言で要約すれば、「『日本人って、担保がなくてもちゃんとお金を返してくれる民族なんだ』と気づき、それを『サラ金』というビジネスモデルに仕立て上げたこと」だそう。

(1)については「アメリカならばどんな目に遭うか知らないよ?」とは思うし、(2)も「でも結局サラ金ってかなりアコギな商売なんでしょ」とは思います。でも、「事実」として(1)のおねーちゃんは平気だし、(2)のサラ金会社は仕事が成り立っている。

これらの「事実」を支えるもの。それが、文化。

そんな気がするのです。

黒川裕一


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