2006年03月01日

朝が来て

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眠れず。アメリカで一緒に武道の稽古に励んだ友人Scottと、1日がかりで英語字幕を完成。作業を終え、最初から最後まで見直し、ふと気がつくと午前5時を回っていました。楽しすぎて目が冴え、眠るどころではなく。

2度目の鑑賞を経た彼の感想を。(英語なので、日本語に翻訳します。これまでお寄せいただいたご感想の数々はこちら!)

「昨日の夜に『HINAMI』を初めてみてからホテルに帰ったけれど、映像と音声がフラッシュバックして眠れなかった。自分の頭の中で何度も繰り返して、分かってきたこととまだ分からないことがあって、とにかく何度でもみたいと思った。

 2回目に見たときには、昨日気づかなかったものにいっぱい気づいた。次々にナゾが解けていく感じで、とても面白かった。DVDを売るつもりはないそうけど、繰り返しみたい人のために何かサービスを考えるべきだと思う。

 何度も出てくるひまわりのショットの意図と使い方に気づいたときには、思わず声をあげた。とても東洋的で、おもしろい。それと、金魚鉢とか白い車とか、象徴的な意味が込められたものが本当にたくさん出てくる。おとぎ話みたいで、これもすごく面白い。赤や黄色をはじめ、色の使い方が意図的なのは明らか。これらが何層にも重なっているのが分かれば分かるほど、おもしろくて、ボクもこんな映画をつくりたいと思った。

 それと、この映画の世界観はとても仏教的だと思う。西洋人のボクにはそれがとてもおもしろくて、この映画のせいでものの見方や考え方が多分変わると思う。心のとても深い部分に刺さる感じで、こんな気持ちには映画をみればいつでもなれるわけではない。

 今は英語の先生をしているけど、本当にやりたいのは物語を書いたり映画をつくったりすること。そのために時間を有効に使わなければと本当に強く思った」(30代 男性)

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黒川裕一


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at 11:27|PermalinkComments(3) 「HINAMI」感想 

2006年02月28日

遠方より

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朋遠方より。なんとアメリカで一緒に武道の稽古に励んだ友人が、熊本に訪ねて来てくれました。今は日本で英語の先生をしているそうです。6、7年ぶり。

ちょうど英語の字幕をつけ終わったところだったので、チェックも兼ねて「HINAMI」をみてもらいました。今日は彼の感想を。(英語なので、日本語に翻訳します。これまでお寄せいただいたご感想の数々はこちら!)

「死は、アメリカ映画では一般に不吉でおどろおどろしいものとして描かれる。恐怖心をあおれば動員につながることが経験的に明らかなので、死もその材料として使われる。でも、『HINAMI』をみたあと、人が何人も死ぬ映画であるにもかかわらず、すごくやる気が出てきた。じっとしていられない。何かやらねばと思った。死は自分の頭のすぐ上に浮かんでいて、いつ落ちてくるとも限らない。だからこそ、今この瞬間を生きるのだ。見終わった後最初に感じたのはそんなことだ」(30代 男性)

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at 00:16|PermalinkComments(0) 「HINAMI」感想 

2006年02月27日

破綻?

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映画した。
恋したくなった。


昨日もご紹介したHINAMI2006のキャッチです。
楽しくなりそう。


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東京上映会はこちら! なんと、告知後3、4日にして、3分の1くらいの座席が早くも埋まってしまいそう! ありがとうございます!
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「HINAMI」を観ての感想シリーズ。2月19日にいただいたものを続けます。(お寄せいただいたご感想の数々はこちら!)

「黒川さんの作る映画だから、私なりの覚悟が出来ていた筈ですが、拝見した結果は「見事に」息を呑んでしまいました。破綻のない人間にも、作品にも興味を持たない私ですが、この映画の「破綻」には、全くあっと声を上げてしまいます。日展出品の作品を半年かかって制作し、出展日の早朝に画面を刃物で切り裂いて出品した画家がいたそうですが、そのような斬新さと前衛性をこの映画は秘めています。

 無論、黒川さんはそのような批評は意外なのではないですか。「わかりにくい」という評価も、多分予想外だったでしょう。あなたの説明を伺って私も深く納得したのですから。しかも、あなたの解説なしで黒川作品をちゃんと理解している観客もこの映画の音楽担当、撮影担当者のみならず広く存在しています。

 しかし世界の一級の芸術作品を目指すには、広く一般が理解し、親しんでくれることが、絶対条件です。自己の制作理念、己の作品手法について信念を曲げてはいけない、大衆に迎合して、大衆におもねる作品は作らない、という黒川さんの矜持は一流の芸術家なら誰もが持つ信念です。その上で、世界の「モナリザ」は「大衆の美学と普遍性」を共有しています。黒川作品もこの一線を外すことは許されません。分からない作品を作るということは、分からない聖書をキリストが書いたり分からない般若心経を釈尊が書くのと同じです。教育者としての黒川さんが、如何に学生に分かる言葉を使って教えることに苦労したことか。黒川さんの教育の公共性、奉仕の精神は、映画芸術には必要がないとお考えですか。

 反論がおありと思います。しかし私の意見として受け止めて下さい」(60代 男性)

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at 15:33|PermalinkComments(0) 「HINAMI」感想