2005年05月07日

開放か、解放か

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脚本決定まで、あと25日。だいてんさん、貴子さんコメントありがとうございました。映画づくりがひとりひとりの生活の中にしみ込んでいっているのが感じられ、本当にうれしいです。今後も変わらずよろしくお願いします。

さて、堅祐さんと美和さんが「ファイトクラブ」のラストシーンに触れてくださったので、今日はそれについて書きます。

美和さんの言う、「ラストシーン、立ち並ぶクレジット会社の高層ビル群が美しく崩れ落ちる光景」を見たときの感覚。それは、「開放感」というよりは、「解放感」ではないでしょうか? この「解放感」は「体感系」の範疇に入るというのがボクの考えです。堅祐さんが「体感系と区別がつかない」とコメントされているのを見て、「我が意を得たり」と思いました。

「建設の後に破壊がやってくるのではなく、ひとは破壊するために建設する」という考え方があります。すなわち、ひとは誰もが破壊衝動のような「暗黒の欲望」を抱えており、それを抑え込んで表に出さないようにしているだけなのだと。美和さんや堅祐さんが経験したえもいわれぬ「解放感」は、ボクらのそんな部分を見事に刺激しているのかもしれません。

ボクの考える「開放系」は、もう少し別な部分に焦点を当てています。ラストシーンの、最後の最後に注目してください。しっかり見ていないと見落としてしまいそうな「仕掛け」が施されているはずです。

続報をお待ちしています!

黒川裕一

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at 08:54|PermalinkComments(3)開放系 

2005年05月06日

集合天才

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脚本決定まで、あと26日。「ひとりの天才より、百人の凡人」というコンセプトが、予想もしなかった反響を呼んでいます。今日も東京の友人から、以下のようなメールが届きました。彼が新卒で入社した会社の理念だそうです。ご紹介ありがとうございます。

「一人の知識、一人の時間、一人の力は無力である。一人一人が自分の力だけで何もかもやるという考え方を捨てることである。自分ひとりの力でできる水準を目標とする考え方を捨てることである。しかし、個人の経験を全体のものとし、全体の力を個人に結集することが出来れば、天才以上のことも成し遂げられるのである」

そんな組織体を「集合天才」と呼ぶとのこと。更に言葉が続きます。

「専門家が集まったからといって天才になれるわけではない。本当に努力する人たちでなければ、集合天才は生まれない」

努力するしないにかかわらず、ひとりひとりの存在、そして力を合わせることそのものに「意味」を見出したいとボクは思います。でも、努力なくして物事が成し遂げられるほど、世の中は甘くない。ならばせめて、一緒に楽しく努力できる雰囲気をつくっていきたい。みんなが同じはちまきを締めて、しかめっ面をしてがんばるのではなく、ひとりひとりが自分の持ち味を生かし、自分なりのかかわり方で、笑みの中にもときどき歯を食いしばりながらがんばる方がいいなと思うのです。

そんな思いを抱きながら、今日もこのプロジェクトに取り組んでいます。

黒川裕一

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at 12:13|PermalinkComments(1)制作日誌 

2005年05月05日

アウトライン化が始まりました

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篠田さん、コメントありがとうございました。つくばからのエール、届いております。お互い、ますます楽しくがんばりましょう!

昨夜は、第1回投票後初めての話し合い。これまでは、「アイデア出し」。ここからは、「アウトライン化」。脚本決定まで、あと27日。いよいよ本番モード突入です。(今後のスケジュールはこちらをご覧ください)

「単なるアイデア出しと比べるとアウトライン化はハードルが高いので、何も出ないかと思っていましたが、けっこう出るものですね」との感想を少なからぬ参加者が口にされていたのが印象的でした。とりわけ、継続的に参加してくださっている方が「アイデアの出る話し合い方」を体でおぼえつつあるように見受けられます。「映画ではなく、文化をつくる」とは、まさにこのこと。うれしいかぎりです。

ひとりの天才より、百人の凡人。
大切なのは、人並みはずれたクリエイティブさではなく、力のあわせ方を知ること。

このコンセプトについて、東京の友人から以下のようなメールが届きました。

ひとりの天才を発掘する仕組みよりも、
みんなで力を合わせてシナジーを産み出す仕組みの方が
おもしろいものができそうで、わくわくしてきます。

ありがとう。共感の輪が、今日も広がっています!

黒川裕一

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at 11:50|PermalinkComments(1)制作日誌